2008年11月14日金曜日

マンション購入のポイント 6 マンションの部屋の向き

マンション購入を考えている人なら、購入を検討しているマンションの部屋の向きは気になるものではないでしょうか。

特に、マンションのバルコニーに向きを気にする人は多いようです。

マンションのバルコニーがどの方角を向いているかは、少なからず住み心地に影響します。

マンションの価格が同じで、部屋の広さも同じであれば、南向きの部屋が良いと誰もが思うに違いありません。

マンション販売業者も、なるべく南向きの部屋が多くなるようにマンションの設計をしているようですが、すべての住戸を南向きにできないケースも少なくありません。

マンションの部屋が東向きならまだイメージが良いようですが、西向きや北向きのマンションには人気がないようです。

でも、購入を考えているマンションが北向きや西向きだからといって、必ずしも良くないとは限りません。

マンションの部屋の向きごとに、それぞれの利点を考えてみましょう。

まず一番人気の南向きですが、言うまでもなく日照時間が長く暖かいことが好イメージの最大の理由です。

マンションの部屋が南向きの場合の最大のメリットはこの日照ですが、昼間は家に人がいないDINKSやシングル過程の場合、同じ広さで価格が高くなる南向きのマンションの部屋は「宝の持ち腐れ」になるかもしれません。

マンションの部屋の向きで南向きに次いで人気が高いのは東向きのマンションの部屋です。

東向きのマンションの住戸が人気の理由は朝日が当たるからでしょう。

東向きのマンションの部屋の快適さは、午前中に差し込む日差しですが、夏場は朝から照りつける日差しに悩まされることになります。

一方、日の昇る時間が遅い冬場は、部屋に日が差す時間が短く、午後は部屋が寒くなりがちです。

マンションの部屋で西向きの部屋の人気が低いのは、夏場の西日の悪いイメージがあるのかもしれません。

でも、冬は午後に日差しをたっぷりうけることができますし、「夕焼けを見るのが好き」という人にはお勧めです。

マンションの部屋で北向きの場合、どうしても人気が低いようです。

年間を通して日差しが期待できず、北からの冷たい風が吹き込んで寒いイメージが強いのでしょう。

でも、マンションの場合は角部屋でなければ、上下左右を他の住戸に囲まれていますから、冬でも案外暖かいのが一般的です。

マンションの部屋が北向きの場合、なにより他の向きと比べて安いのがメリットで、同じ予算で、より広い間取りのマンションの購入も可能です。

マンションを購入するのに、部屋の向きばかりにこだわるのはあまり得策ではないといえます。

マンションの南側に大きな別のマンションがあるような場合には、南側の部屋にこだわるメリットは少ないですし、首都圏なら西向きのマンションの部屋から富士山が見えるなんてこともあります。

マンションを購入するときには、部屋の向きだけではなく、マンションの条件と予算を加味して選べばいいでしょう。

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