2008年11月2日日曜日

マンション購入のウソ・ホント: マンションは家賃で買える?

新築分譲マンションの広告で、「家賃並みでマンションが買える!」という宣伝文句をよく見かけますよね。

マンションを購入した人の理由でも、家賃を払っているのがばかばかしいからというのはよく聞かれる意見です。

でも、マンションを、本当に家賃並みで買えるのでしょうか。

分譲マンションの価格と賃貸マンションの賃料とを比較してみると、首都圏では賃貸マンションの方が分譲マンションよりも部屋の大きさが一回り小さいことが多いようです。

賃貸マンションで80平米くらいの物件であれば、例えば京浜東北線の川口駅や横須賀線の東戸塚駅付近では15-16万円くらいしますので、年間の家賃負担額は180-192万円になります。

分譲マンションを同じ地域で購入するとどうなるでしょうか。

分譲マンションの価格を川口では3200万円、東戸塚では3700万円前後とします。

自己資金を20%用意し、35年返済でフラット35を借り入れたと仮定した場合、月々の住宅ローン返済額は9-10万円前後になります。

分譲マンションを購入するとこれに管理費や修繕積立金も毎月支払わなくてはならなくなりますが、月々の支払額だけを比較すると、賃貸マンションの家賃を支払うお金で分譲マンションを購入できるということは言えそうです。

もちろん、住宅ローンの総支払額を考えると話はずいぶん違ってきますが、賃貸マンションに住み続けた場合でも2年ごとに更新料がかかることを考えると、分譲マンションを購入することも、賃貸マンションに住み続けるのも、それぞれ一長一短あるといえます。

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