2008年11月15日土曜日

マンション購入のポイント 7 マンションの天井は高い方が良い?

マンションを購入する人の間で、最近は開放的な住空間に対するニーズが強まっていることから、天井の高いマンションが多くなっているようです。

マンションに限らず、少し前までリビングの天井高は2.4m程度が普通でしたが、最近では2.5mくらいは当たり前になってきており、2.7mを超えるマンションも決して珍しくありません。平面の専有面積が同じでも、天井が高い方が開放的に感じられることは言うまでもありません。

マンションの間取り図などを見るときに、「CH(ceiling height)=2500(mm)」などと書かれているので注意指定確認するようにしましょう。

ただ、マンションの天井高をチェックする際には注意すべき点もあります。
マンションの天井高を確認する際に、床下と天井裏に空間が設けられているかどうか、確認しましょう。

マンションによっては、二重床や二重天井とはせず、床や天井をスラブに直接貼る"直貼り(じかばり)"とする場合がありますが、天井高は高くなるものの、配管や配線を埋め込む形となり、マンションのリフォームでキッチンや浴室、照明の位置を変えるのが難しくなります。

マンションの天井高を見る上で、「階高(かいだか)」にも注目すると良いといわれています。

階高は下の階の床面から上の階の床面までの高さのことです。

階高と天井高の関係を式に表すと、階高=天井高+床下(の深さ)+天井裏(の高さ)+スラブ厚 になります。

マンションの分譲会社にとっては、同じ土地で販売するマンションの住戸の数を増やすほど販売効率はよくなります。

法律の制限下でマンションの販売戸数を増やそうとすると、階高は低くせざるを得ません。

マンションのモデルルームを見学するときは天井高だけでなく、階高も確認してみるようにしましょう。

マンションの天井高をチェックする際に注意すべき点は他にもあります。

マンションの場合、「天井高が最高2700mm」などと書いてあると、部屋によっては天井の一部の"くぼみ"のようになっている部分だけが2.7mで、ほかの大部分は梁の関係でもっと低い高さになっているようなマンションもあります。

また、最適な天井の高さは部屋によって異なるということもあります。

リビングのような広い空間では天井が高いほど広々と感じられることは事実ですが、トイレなどの狭い空間では天井が高いとかえって狭く感じられることもあり、実際、トイレなら2.1-2.2mくらいがちょうど良い天井高とされています

天井が高いことによるメリットばかりがマンション購入を検討する人の間で注目されていますが、天井が高いと掃除がしにくくなったり、電球の交換が大変だったり、デメリットもあることも忘れずに。

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